1年 ひき算のソフトとても嬉しいメールを村井先生からいただきました。
特別支援学級のAさんが,「6-3」をすっと出来るようになったのです!!

Aさんは,書いた○を手がかりにして,ひき算をしていました。
それが,算数ソフトを使って,グイッと楽しんだら,なんと手がかりの○無しで出来るようになりました。

こういうお知らせ,本当に嬉しいです!

Aさんは,言葉が出ないお子さんなのだそうです。
算数の学び初めに,言葉が出ないというのは,かなり厳しい状況となります。
入門期の算数は,具体物と数詞とを同じと認識する力を付けます。「△△△」が「3」と同じだとみなす力です。
この「△△△」と「3」は,実は直接には結びつきません。

間に,「さん」という数唱(音声)が必要なのです。
「△△△」も「さん」。
「3」も「さん」。
どちらも「さん」だから,「△△△」と「3」は同じと認識していきます。

言葉が出ないお子さんは,聞き取りも弱くなっています。
「△△△」と「3」をつなぐ大切な役割を果たす,音声の「さん」が普通の子のようには頭を通りません。
結果的に理解が遅れ,この子には算数は無理かも知れないという思いが湧いてきます。

でも,メールを下さった村井先生は,あきらめるような先生ではありません。
機会を生かして,少しでも・・・と取り組んでいます。
そうしたら,「6-3」が分かるようになったのです。

もしかしたら,Aさんの頭の中に算数の論理が生成されはじめたかもしれません。
そうしたら,北海道の渥美先生が指導されたあっちゃんのように,かけ算九九も習得できるようになるかもしれません。

ハッキリ分かっていることは,何回も何回も大量にひき算を体験したら,出来た!と言うことです。
「楽しむ」「動きを見る」「大量に繰り返す」
これが特別支援の子にとって大切な取り組み方なのかも知れません。
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明日は野口先生と忘年会です。楽しみです。
そうして,翌日は八王子で事前学習法セミナーです。こちらも楽しみです。
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