【横山験也のちょっと一休み】№.2849
毎日の楽しみの一つに、愛知の村井恭子先生からBCCで届くメール「いっぽだより」があります。
喜怒哀楽が素直な感じで、普段はホッとした気持ちになりますが、今日はガツンときました。
「新庄曲線」と書いてあったからです。
これは、「心情曲線」の誤変換です。
村井先生の便りの面白い所は、誤変換をわざとそのまま残し、その後に正しい言葉を示してくれている所です。
おかげで、私は「新庄曲線」というミラクルな言葉を知り、頭がグイッと働きました。
プロ野球の新庄選手と言えば、「記録よりも記憶」で有名です。
心情曲線を記憶程度の読みの段階で行ったら、面白いだろうなと思ったのです。
記憶程度の読みの段階ですから、1読後でOKです。
そんな段階に心情曲線をかけば、奇妙なものもでてきて、見せ合ったら、大笑いになるだろうと思います。
「どうして」となれば、教科書の該当部分を読むでしょうし、読んで変だと思えば直すでしょうし、変だと思っても、これでいいとなれば、「信条曲線」にもなるし・・・。
面白ければ、次の作品でも・・・と思うでしょう。
物語文は読んで心の肥やしにやればいいのです。
変に深掘りして、次の作品はもう勘弁して・・・となるより、なんだかおもしろいから次も読みたいね!となることの方が、はるかに大事なことと思っています。
先月、森鴎外の『高瀬舟』を読みました。
そうして、数日前、マスクが届きました。
気分は高瀬舟です。
ありがたく、ありがたく使える自分でありたいと思うわけです。
このように、すぐにかぶれてしまうのが私なので、私の読みは「かぶれ読み」と思っています。
かぶれるように読む「かぶれ読み」が、まさかの「新庄読み」とも言えるのだと感じ、村井先生の「いっぽたより」が輝いて見えました。
村井先生の「いっぽだより」は村井先生にメールをすれば送ってくれますよ。
国語とは関係ありませんが、澤先生の『気になるあの子 気になるあのこと』はすごいです。
『道徳読み』は次の時間の道徳を楽しみにする子が増える授業ができます。
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