【横山験也のちょっと一休み】№.3516
新刊の『夢中で算数3』には、あの「沖縄の藁算」が載っています!
明治時代の中頃まで実際に沖縄で使われていた方法ですので、日本の算数としての文化価値が、非常に高いものと私は思っています。
今、テレビの連続ドラマで植物学の牧野富太郎博士の話が放映されています。私も時間が合うときに、少し見ては、感動をしています。
明治末期に、牧野博士のように、沖縄の数学を研究し始めた人がいます。明治44年に沖縄県師範学校に赴任した矢袋(やむろ)喜一先生です。
矢袋先生は、精力的に沖縄の老人から昔の算術関係の話を聞き取り、調査しました。それが当時の数学の世界で認められ、今日に伝えられています。
『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集3』をお買い求めになられた先生、ぜひ、この「沖縄の藁算」をお読みください。
手の指が計算機になるのと同様、指の間も相応に計算機として使われていた事実を楽しんでいただけたらと思います。