【横山験也のちょっと一休み】№.2785
親友の城ケ崎滋雄先生から、『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集』へのお便りが届いています。
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面白くて楽しいのですが、実は入念な教材研究の賜物です。
子供がどこで躓くかを想定し、それを解消する秀逸な作品です。
例えば、「隠れ0.1」は子供は口頭で「3.8は0.1がいくつ」と問われても「38」というイメージができません。
私は子供がわからない、困る時間をあえて作っています。
「助けて」という状態を作ってから、横山先生の教具を披露します。
すると、ありがたさが浸透します。
つまり、よくわかるのです。
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城ケ崎先生は熱心な先生です。
その城ケ崎先生が、子ども達が困ったときに手づくり教材を持ち出して、スカッとさせます。
こういうのは、良いですね。
「憤せずんば啓せず」です。
城ケ崎先生のお便りには、
「教材とありますが、私は教具と考えています」とも書いてありました。
言葉を整理して、こう使うのが筋だと考えていくことは、思考を推し進めていくうえで大切なことです。
私はこだわるほどの所でもないと思っていますが、
それでも、「用語は箪笥の取っ手」です。
中を引き出す肝心なところです。
城ケ崎先生のように使い分ける先生がいてくれることは、嬉しいことです。
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