友達の中嶋郁雄先生から,算数の授業の様子が届きました。
開幕ダッシュではありませんが,算数ソフトを使って,グイグイと授業をされています。嬉しいです!
使ったソフトは,円の面積の公式を考えるソフトです。(『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』6年1巻)
円が分割されて、平行四辺形に並んでいくのを見て、子ども達は「おー」と感動!
しかも,目が真剣!
一人の子が,気付きました。
「円の半径が平行四辺形の高さになってる」
この気づきは重要です。
「円」と「平行四辺形」のつながり(関係)を考えた気づきだからです。
算数は,こういった関係を把握する勉強です。
そこに一人の子が気付くと言うことは,この先の指導でグイグイと良い方向に向かう前兆です。
その言葉で、子ども達の画面を見る視点が変化しました。
「本当だ。」「先生、もう一度見せて。」
求められているときは,学ぼうとしているときです。
この流れに乗って,何度か「分割→平行四辺形」を見せました。
それから,中嶋先生の指導の一言。
「じゃあ、平行四辺形の底辺は、円のどの部分だろうね?」
これで授業はしっかりしました。
もう一度見せただけで,「円周の半分が、底辺になってる」と子ども達は見つけてきました。
素晴らしい授業です。
この素晴らしい授業は,簡単にできると,中嶋先生が書かれていました。
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「円の面積=半径×半径×円周率」という公式を覚えさせることは、比較的容易にできます。
しかし、公式の意味を理解させることは、とても難しいことです。
それが、ソフトを見せながら、少しの言葉を投げかけるだけでほとんどの子が理解してしまいます。
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算数ソフトを使わないで授業を進める先生もまだいらっしゃいます。
どうやって進めているのでしょう。きっと,御苦労をされていると思います。
教室環境が整えば,どのクラスでも中嶋先生のような授業が展開できます。
そういう時代になりつつあります。
嬉しいことです。
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『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』6年1巻には,
円の面積 ソフト16本
およその面積 ソフト12本
が入っています。