親友の中嶋郁雄先生の新刊『高学年児童,うまい教師はこう叱る!』です。
いいですね。
本の中身もいいですが,中嶋先生の学び方がいいですね。
「叱り方」を,御自身の研究テーマにして幾星霜。
教育書,ほめることは話題になっても,叱ることはあまり話題になりません。
一方,現実は,ほめる方が簡単で,叱る方はなかなか難しいのです。
目立たない上に,難しい叱る世界を,中嶋先生は黙々と研究しています。
多種多様な指導が混在する小学校現場で,こうした御自身のテーマを形作って進んでいく姿,多くの後輩の良い手本となりますね。
この本は,叱り方を通して,こんな場面でどう対応したら良いかが細かく記されています。
・服装が乱れていたり,わざと乱したりしている子がいる
・時間にルーズで,授業開始時刻を守れない子がいる
・机やロッカーの整理ができない子がいる
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叱り方を研究してきた中嶋先生の対応です。
高学年を久しぶりに持った先生は,初めの高学年の先生には,お勧めです。
ぜひ,お読みになってください。