【横山験也のちょっと一休み】№.2501

■ 日経の記事「政府、AI人材年25万人育成へ」は良いですね ■

27日の日経電子版の記事に「政府、AI人材年25万人育成へ 全大学生に初級教育」が出ていました。
「年間約50万人いる全ての大学生や高等専門学校生(高専)に初級水準のAI教育を課す。最低限のプログラミングの仕組みを知り、AIの倫理を理解することを求める。」とあります。
大いに実現してほしいです。

記事中に、「AI戦略の概要」が示されていました。
その〈理念〉が良いです。

「数理・データサイエンス・AI」は全ての国民にとって「読み・書き・そろばん」と並ぶスキルになる

この大胆な理念、良いですね。
思いっきりがいいです。

今や誰でもできる、読み書きそろばんですが、明治初期には大方の人はできませんでした。
でも、明治初期の大臣や議員さんたちが、日本の子全員が読み書き計算ができるようにと奮励してくれ、子供たちが学校へ通えるように粘り強く取り組んだおかげで、今やそんなのは普通だよと言えるほどの状態になったのです。

そうして、今、時代はプログラミングやAIへと発展してきました。
これらの世界が現実の世界にどんどん浸透しています。
日本が世界をリードする国であり続けられるかは、この新しい世界への対応にかかっていると言っても過言ではありません。
理念に掲げられていることが、そんなの当たり前じゃんと言える日が早く来てほしいです。

なにしろ、小学校の教員だった私が、ルワンダの小学校教育へのプロジェクトを進めていられるのも、プログラミングを覚えたことが土台となっているからなのです。
プログラミングを覚える道を進んでいなかったら、私は何をしていたでしょう。
きっと何にもしていないと思います。
それ程までに大きな差が生じるのがプログラミングやAIの世界です。

若い人は、今からでもプログラミングやAIの基礎を学んでほしいです。
そこから、ハッと思う所に道を拓き、世界に影響を与える人になってほしいです。

鹿児島の大江先生から、嬉しい知らせを受けました。
前田先生の『まんがで知る未来への学び』を3回も読み返されたそうです。
さらに、それをフェイスブックなどで伝えてくださっています。
努力家の先生に推薦されていることが、とても嬉しいです。


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