b8488_300相模原で開催された野口塾と,大田区で開催された実感道徳の研究会に参加してきました。

嬉しい瞬間はたくさんありました。
その中に,算数ソフトの嬉しいお知らせもありました。

若い藪田先生,勉強中に離席してしまい,教室からも出てしまう子を担任していました。
いろいろと手を尽くされ,教室で勉強するようになるまで導くことができました。実に,素晴らしいことです。
でも,どうしても,勉強への姿勢が前向きになりません。
そんなことが続いていたある日。藪田先生は算数ソフトを使ってみました。
そうしたら,おおいにやる気を出し,ついに,「わかった!」と声を発したそうです。
うれしいですね。算数の一番の快感を,感じ取ったのです。
この子は,まだまだ伸びます!
その後,算数はやればできると感じ始め,ついには,「算数は好き」と言うに至ったそうです。
いい話を伺いました。
藪田先生が一人の子の算数力を救ってくれました。感謝,感謝です。

写真は,野口塾での私の作法の講座です。
「お箸」の話しからスタートしました。
ここに,「日本人の哲学」が良い感じ入り込んでいるからです。
写真の中の皆さん,ニッコリされていますが,座っている前列3人は,冷や汗をかいています。
実技をしてもらっているからです。

実感道徳研究会では,6人の先生が実践の「実感道徳」の実践発表をされました。
どれもこれも,質の高い,志のある良い内容でした。

個人的に,注目度が急上昇したのは,五十嵐先生です。
朗読がピカイチでした。5年以上も通っている某所での成果がしっかりとした形となって出ていました。
これから先,この朗読を活かすと,教師人生が面白くなるだろうなと,五十嵐先生に話しました。

銅像先生(丸岡先生)の実践発表も良かったです。今回は,銅像教育第1回目の発表となります。
今すぐに何がどうと言うことはありませんが,五十嵐先生のように5年も積み重ねたらどうなるか。
それを思うだけで,ワクワクしてきます。

b8487千葉の小出先生が講演デビューしました。
小出先生は,吉田松陰から篤く学んでいる先生です。
昨年の実感道徳の会場で,彼が自席で読んでいたのは『講孟箚記』
心底惚れ込んだ先人からの学びを道徳に活かしていいるのですから,小出学級で学んだ子は,みんな吉田松陰通になりますね。力強い教えになります。今後が楽しみです。

実感道徳の実践発表の中で,熊谷先生のお話しされた内容が,日本人古来からの教えに通じていて,痛く感動しました。その熊谷先生が,会うやいなや,さくら社の新刊『究極の説得力』が良かったと話してくれました。道中の車中で一気読みし,奥深いところにズシンと来たとのことです。嬉しいお言葉を頂きました。