【横山験也のちょっと一休み】№.3283
野口先生の御自宅へお邪魔したことを、昨日記しました。
『体系 教育学大辞典』が、野口先生が教師になって初めて購入した教育書とご紹介しました。
この本とは別に、「これがいいんだよね」とにこにこしながら野口先生が紹介してくれた本があります。
講談社学術文庫の『類語の辞典』(上下巻)です。
この本をパラパラっと開いて、少し読み上げ、「こういう風に書いてある」と大変満足されていました。
同席していた若い山本先生は、その場で即座にネットで注文を出していたように見えました。
講談社学術文庫は、論語などの中国古典の本がたくさん出ていて、私もかなり持っています。
どれも、非常にいい内容なので、遅ればせながら、私も家に帰り注文を出しました。
すでに類語辞典はいくつか持っていますが、あまり使っていません。
類語を探すほど巧みな文章を書いていないからです。
しかしながら、この『類語の辞典』はアマゾンの説明を読み、購入の意を一層強くしました。
明治42年に刊行され、それが復刻されたたものだからです。
明治末期の辞典となると、ちょっと手にしたくなります。
例文が往年の良き言葉を使っていた時代のものだからです。
時折、パラパラ見るだけでも、文を見る目の保養になりそうです。
今回の野口家訪問は、良い本の紹介を受け、普段より濃密なひと時と感じました。
—
野口先生の国語の本です。こちらもいいです!
—
関連記事: