【横山験也のちょっと一休み】№.3495

3年ぶりの生セミナーに参加してきました。
「多賀一郎&野口芳宏セミナー」です。
生のセミナーはいいですね。非常に大きな学びがありました。両先生に感謝です。

国語の模擬授業と、道徳の授業があり、私には関心度の高い内容でした。
まず、衝撃を受けたのは野口先生の国語。詩の模擬授業です。
示された詩の解釈が深く、それを言語感覚が磨かれるように、実に見事に工夫されて授業されていました。
それを受講し、痛烈に感じたのは「野口先生は天才だ!」ということです。

甘いイチゴの品種の苗を買って、それを育てれば、私でも甘いイチゴを収穫できます。また、試食してこの甘さはどうのこうのと言うことはできます。しかしながら、甘いイチゴの品種を作り上げることは全くできません。偉大なのは素晴らしい品種を生み出し作り上げることです。
そんなことをふと思い、素晴らしい先生と気軽にお話しできる自分が嬉しくなりました。

多賀先生からは絵本での道徳の話を伺うことができました。内容の一端を紹介しつつのお話でしたので、どっぷりと作品につかることはできませんでしたが、絵本から道徳教材を見いだす力も、イチゴの品種づくりにて、新しい教材開発の大事なところと思いました。
有難かったのは、困った主人公にアドバイスを3つ示してくれる場面が絵本にあり、そこをフロアの先生方に考えさせてくれたことです。私がワクワクするようなところを問いとして設定してくれたので、ちょっと感動していました。

ストーリーから、「ここは命(めい)だ」と思えていたので、まずは身に起きた出来事を命と知る事が肝要となります。これを認識ができれば、その先は自動的に進みます。知った命を受け入れること。受け入れられるように自分に何かしら言い聞かせる事と、つらつら思い、最も重要な道徳を絵本から感じることができました。いい体験でした。

来週の13日は、相模原での野口塾に参加予定です。楽しみは、修養講座の「学校教育の歴史をひもとく」です。
野口塾in相模原は、<こちら>から申し込めます。