南平小学校で開催された野口塾。
濃厚なお話が続きます。こういう話に触れることができるので,私も相応の本を読む気になり,ちょっとはマシな方向に歩めているように思います。
この会場で,『詩歌の鑑賞 授業の教科書』が発売になりました。
教科書に出てくる詩歌の発問づくりの考え方がぎっちり書かれています。
購入された先生,好かったですね。
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参加者の中に大学生が結構いました。
せっかくなので,何人かの大学生に,「自分の部屋に本が何冊ある?」と尋ねました。
多い学生は60冊。
少ない学生は10冊。
何とも唖然です。
同じ話を,20代の須永先生にしました。
「6000冊」
本が自分の部屋にたくさん並んでいたら,学ぶ方向への雰囲気が自然とできてきます。
読んでない本がたくさんあっても,本が並んでいれば,その気になって進んでしまいます。
「雰囲気は人の歩みの原動力」です。
気がつくと,本を読んでいる側の先生になっています。
大学時代,空手部に入りました。
新人ですから,空手に必要な体ができていません。
先輩から,足腰を鍛えるよう言われました。
土台をしっかりさせないと,突いても蹴っても威力が出ないからです。
空手を学ぶ場に入った新人に,「鍛えなくても良いよ」という先輩は一人もいません。
野口塾という学びの場に来ている学生に,「本は無理して買わなくていいんだよ」なんて言う先輩がいたら,それは滑稽です。
「無理をしてでも,本は買え」「一食,二食抜いても,本を求めろ」と強く進めてこそ,まともな先輩というものです。
伸びて欲しいと思えば,刺激的な言葉が自然と出てきます。
「卒業するまでに,最低100冊。
100冊以下は数の内に入らない」
と,話しておきました。
100冊は並んでいてほしいです。
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