『のうだま』
「脳はだまされる」ので,それを上手に活かして,良い人生を歩みましょう!という,とっても前向きな本です。
この本を紹介してくれたのは,東京の内田先生です。紹介の理由が,算数ソフトを使うとこの『のうだま』に書いてある方向へどんどん進むという事なのです。
そうして,どうも,算数ソフトを学級経営にも役立てる事ができるそうです。
内田先生がサラリと話してくれた事が,妙に気になって,早速注文しました。
==1回の成功を,習慣化する秘訣==
そこが実に良かったです。
確かに,この本を読むと,習慣化を目的意識的に行う事ができます。算数ソフトを使うと,そのきっかけ・継続が実に簡単に行える事が分かります。
内田先生が私に伝えたかった理由がよく分かりました。
習慣化の過程を,少し分かりやすく書くと,↓のようになります。
算数ソフトを1回使って,面白いと思った。
それを,「算数って面白い」 と思える子に脳をだますように話しかけます。
明日もソフトを使う雰囲気にしておいて,「山田君は,もしかしたら算数が好きかい?」などと尋ねます。
ソフトで勉強できると思うと「好き」と答える事になります。
次の時間も,算数ソフトを使って「やっぱり,算数って面白い」と感じるので,そこでまた「ぼくは,算数が好き」と思わせるように語りかけていきます。
そうして,自分から「僕は,算数が好き」というようになると,意欲も安定的に倍増します。
家でも勉強が始まり,学力もしっかりと上昇していきますね。
「楽しかった算数」という一過性の思いを,算数ソフトの連続使用で「僕は算数が好き」という恒常的姿勢に変容できるということです。
そういうことが,脳科学を通して理解できるのがこの本です。まさに,グッドです。
良い本を読みました。ありがとうございます。