いつも数学ソフトを使ってくれている奥田先生がMLに書いてくれた言葉をご紹介します。
奥田先生曰く--------
夏休みに、入学試験の問題を整理しているとき、回転移動の問題を見ると難しそうに感じましたが、数学ソフトを操作していて、図形の移動の問題が易しく感じてきました。
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中1で学習する「平行移動」と「回転移動」。
平行移動は形の向きが保たれているので,頭で追いやすいです。
しかしながら,回転移動は向きも回転してしまいます。
これが,頭の追跡を困難にさせます。
ところが,その回転移動もソフトで見る体験を積んだら,それが易しく感じられたのです。
これは,とっても大事なところです。
ソフトで数学体験をしたか,しないか。
これが,その後の問題への取り組みに影響を与えるからです。
右のソフトは,三角形をドラッグすると,スイスイと回転してくれます。
回転角が大きくなればなるほど,三角形の向きも大きく回転します。
ぐいぐい動かして,この現象を見ておくことが,とてもよい勉強になります。
その上,対応する角度がどこも同じになることも,数で示されるので,回転移動の特色が頭に入ります。
こういう体験の有無が,その先を左右してきます。
奥田先生のされた事前にソフトを見ておくこと。
これは,体験を重視する指導法でもあり,昔ながらの事前に準備をしっかりしていく指導法ともなります。
事前学習として,算数ソフトを見せておくと,授業がぐっと良くなることを,丸岡先生がブログで書いています。
丸岡先生曰く---------
子どもの学力が付きます。
授業が楽しくなります。
教室に笑いが起こります。
先生の負担が減ります。
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楽しくって,力がついて,それでいて,負担軽減。
事前に何をするか,それを意識すると,授業は変わってきます。
11月14日(土),大阪で「事前学習法セミナー」が開催されます。
丸岡先生の話をしっかり聞いてきたいと思っています。楽しみです。
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