【横山験也のちょっと一休み】№.2279

■重さの単位「q」を御存じですか■
相変わらず、アフリカのルワンダの算数の研究を進めています。
今日は、4年生の重さの所を調べました。

重さの単位の仕組みを、ルワンダでは4年生で学びます。
ご覧のように、日本では習わない単位もキッチリ学習します。

日本ではトン、kg、g、mgの4つを学びます。
日常生活は、その範囲で十分だからです。

所変わって、ルワンダでは、日本では見かけない単位も学びます。

hg:ヘクトグラム
dag:デカグラム
dg:デシグラム
cg:センチグラム

この辺りは、今の50才以上の先生だったら、小学生の頃に習ったかもしれません。
私は6年生の時に「キロキロと ヘクトデカけた メートルが・・・」とみんなで唱和したことを覚えています。

さて、気になる単位がありますね。

「q」です。

この単位を本などで見たことがある先生、いるのでしょうか。
そう思ってしまうほど、珍しい単位です。

なにしろ、私もルワンダの教科書を開くまで、全く知りませんでした。
読み方すら分かりません。
どう読むのか気になるのでネットで調べたのですが、これが分かりません。
書棚から数学小辞典を出して調べたのですが、それでもわかりません。

かくなる上は・・・と、ネットの調べ方を変えてみました。
すると、かすかにヒットし、「キンタル」であることが分かりました。

q:キンタル(quintal)

読み方が分かっただけ、かなり満足しました。
さらに調べたら、100倍という意味であることも分かりました。
kgの100倍ということになります。

ここまでわかったのですが、どことなく充実感がありません。
実際に、どんなところで使われているのかが分からないからです。
それについては、ルワンダに渡航した時にでもと、思っています。

こちらの2冊は、私の本です。面白い算数の授業が載っています。
この本に登場するネコちゃん、可愛いです。


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