【横山験也のちょっと一休み】№.2330

■スイートポテト・小数点イカベー・カマキリライダー180°■
連日、算数ソフト関連の仕事をしているのですが、時々、現役時代に開発した面白アイデア教材を思い出し、ちょっと笑ってしまうことがあります。

「スイートポテト」「小数点イカべー」「カマキリライダー180°」「四捨五入へび君」「股さけへび君」「分数の紙」「小数点君」・・・

主だったところしか思い出せないのですが、懐かしいです。

特に優れているのは、「スイートポテト」と「分数の紙」ですね。
「スイートポテト」は、割り算の筆算のアルゴリズム「立てる・かける・ひく・おろす」をさらにステップアップさせた、新しいアルゴリズムでもあるのです。
「分数の紙」は分数の原理をほぼ教材化したもので、これには「歴史的快挙!」と自分で思っていました。

こういう面白い算数教材は、算数ソフトにも入っています。
ですので、「算数ソフトを見るだけでも、教材研究になる」と言ってくれる先生もいます。

ところが、海外向けの算数ソフトでは、これらが使えません。
「スイートポテト」はダジャレでもありますし、カマキリライダー180°は仮面ライダーを知らないと受けません。
日本語や日本の子供文化に根差したものなので、致し方ありません。

でも、こういうダジャレのような教材は子どもたちの記憶によく残るので、海外の先生方向け研修で、いずれ話したいと思っています。

海外の先生向けに、算数のIMを使った新しい授業法として話すことは、主に次の3つです。

1、事前学習法
2、自力読み
3、説明算数

これに、反復学習などが補足的に入ります。

算数もコンピュータを使うようになり、新しい学習法がいろいろと生まれてくるようになります。
私が新卒の頃から用いられている問題解決学習一筋というのも良いのかもしれませんが、お客様になってしまう子が気になる先生には、新しい方法を生み出す道を歩んでほしいです。

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