「立体のソフトはないんですか」
  思いもしていかった質問を受け,びっくりしつつ,「立体のような3次元の物をPC画面という2次元にしても,効果は無いと思い,作っていません」と答えました。
  でも,もし,作るとしたら・・・と考え始めたら,もしかしたら,立体でもソフトの方が伝わりがよいことがあるかも知れないと思えるようになり,ちょっと試作してみました。
  特徴をお話しします。
【特徴1】
  頂点をドラッグすると,立体の形が変わる。
【特徴2】
  辺や頂点をクローズアップできる。(右にある[辺]と[頂点]ボタンで)
【特徴3】
  手前の側面と上底辺が透ける。(右にある[桜]スライダーで)
【特徴4】
  「学習」をクリックすると,名称の問題が出てくる。(右にある[学習]ボタンで)

  かなり,あれこれ使えるように作りました。 
---------------
  特徴1の形を変える機能。これは,まさにPCならでは威力です。実物の三角柱で伸縮する物は,まだ見たことがありません。紙などで自作したというのも,私は知りません。実物の伸縮は,実に難しいと思います。

  「三角柱」の「柱」,柱は細長いというイメージがあります。でも,上のような薄べったい形でも,算数では「柱」とみなします。ここを理解することは「実物」と「算数用語」とを結びつける大事な部分となります。画面の三角柱を平べったくして,「これでも柱なんだ!」と力強く言っていただけると嬉しいです。

  そうそう,昔は三角柱といっしょに,三角錐を学んでいました。ですので,両方を比べながら,「柱」と「錐」の違いを授業したことを覚えています。
  
 
  このソフトも,「もっと!算数」にアップしました。無料で使えるので,算数ソフトファンの先生,どんどん使ってください。