二宮尊徳記念館での修養セミナーは,金次郎の生家見学からスタートしました。
生家は茅葺きなので,月に2回,いろりに火を入れています。
何でも,虫の駆除と,もう一つ大きな効果があるそうです。
偶然ですが,この日は,いろりに火を入れる日でした。ですので,火のついたいろりを囲んで,記念館の方のお話を伺うことが出来ました。
いろりの火にあたりながら,お話を聴いていたのですが,これが思っていたより暖かいのです。建物の戸は開いているのですが,それでも,暖かく,寒さを感じません。
火との距離が,ほど良くできているのだと感心しました。
会館に入り,ビデオを視聴。
それから,会館の方のお話を拝聴。
そうして,研修室に移動し,私の話からスタートしました。
その後,お昼をいただきながら,木更津技法研の先生方の発表です。
最初は辻先生。
卒業式練習のまっただ中だったためか,立腰の話でした。
辻先生のクラス(5年生)の正面黒板の上には,ごらんのように立腰の絵が掲示されています。
この絵の伝わりを更によくするために,「常に立腰」と辻先生が掲示されました。
卒業式の練習も,その初回に立腰をキチッと指導されたそうで,一気に子ども達の雰囲気が高まったそうです。
次の発表は植田先生です。植田先生は,昨年度は在校生の卒業練習の指揮をとったそうです。立腰でしっかり進めたら,練習時間が2時間ほどあまったそうです。
今年は卒業生の担任です。
「小学校最後の日を,最高の姿勢で終わりにしたいか,だらっとした姿勢でおわりにしたいか」と,価値ある選択を子ども達にしてもらったら,みんな最高の姿勢で臨みたいとのことでした。
立腰教育を推進実践する先生が,少しずつですが増えています。
立腰は,ただそれを行うだけも,人格形成に大いに役立つ教育です。
年度末を,キリッとした姿勢で終わることが出来たら,いいですね。
終わりよければ,すべて良しです。
立腰教育や小学校作法を推し進めていく時のバイブルになるのが,野口芳宏先生の『ちゃんとができる子になる 子どもの作法』です。もうすぐ,発売になります。楽しみです!
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