【横山験也のちょっと一休み】№.2588
■ 夏論語 ■
岩﨑先生の『いまを生きる論語』を開いては、気持ちを新たにしています。
君子は本を務む。
本立ちて道生ず。 (学而第一)
岩﨑先生の解説を読むと、大学生のA君の姿が描かれていました。
才能があるばかりに、「本」がおろそかになり、思いもしない道を歩むことになった話です。
こういう事例を読むと、今、自分の「本」は何なのか、自分の本丸をおろそかにしていないか、と自然と自分の今を問われている気持ちになります。
「そうだ、ルワンダを成功させることだ!」
すると、読む前には行動に移すのがおっくうだったことが、進んでやらねばと思えるようになりました。
この本は、実にありがたい本です。
また、岩崎先生は次のように有子(孔子の弟子)の言葉を載せています。
「君子は根本のところに力を注ぐ。
根本が確立すると自然と道が生じる。」
響きますね。
道が生じるように頑張ろうと闘志が湧いてきます。
人生を少し大きめにと思うなら、まず、論語です。
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