『論語』は人格陶冶の基本の書と思っているので,時々,読み返しています。申し訳ない程度ですが・・・。
その論語を,今日,読み返していたら,『論語』の中に分数が出ていることを見つけました。

算数は私の研究対象なので,論語からの分数発見は,個人的な大発見です。
嬉しくてなりません。

『方丈記』に分数を見つけたときも,嬉しかったです。
『日本書紀』の発見も嬉しかったです。
そうして,今,かの有名な『論語』に分数を見つけたのです。
非常に嬉しいです。

分数と言っても,小学校で書き表すあの横棒(括線)を使う表記ではありません。
漢字での表現になっています。
その分数は,次のように書かれています。

『三分天下有其二』

「天下を3つに分けて,その2つ保つ」という意味です。

何と,驚く無かれ,孔子が分数を使ったのです。
もう,それだけで,十分に楽しいです。

論語は孔子の弟子がまとめた本なので,孔子が本当に分数を使ったかどうかは,わかりません。
でも,言葉として発したことを記録として記しているので,孔子が分数を使っていたと考えて問題なかろうと思います。

論語自体からも,たくさん学べました。良い一日でした。