【横山験也のちょっと一休み】№.2725
■ ルワンダからの写真 ■
ルワンダに渡航中の松山さん(アイリンク社)から、素敵な写真が届きました。
牛がのんびり寝そべっています。
その向こうには丘が見えています。
ということは、牛がくつろいでいるこの場所は、こちら側の丘の上となります。
その昔、藤山一郎さんが「丘を越えて」という歌を歌っていました。
♪丘を越えて行こうよ・・・楽しい心 ♪
まさに、そんな気分になります。
この丘が日本から1万km以上も離れたところにあり、その先の小学校で「さくら算数IM」を使った授業が展開されています。
♪いざ行け はるか希望の丘を越えて ♪
なんとも言えない、嬉しい思いになります。
いい気分に浸りつつ、『「論語」の話』を手にしています。
この本は吉川幸次郎さんがNHKラジオで放送した内容です。
この本、すでに購入してあるのですが、どこかへ行ってしまい改めて購入しました。
何も線を引いていない論語の本に、線を引きつつ読み進めるのも、楽しいものです。
読みやすく、論語とその周辺のことが分かりやすく書いてあります。
読み返しなので、すらすら読んでいるかというと、そうではありません。読みのスピードはいつものように遅く、読み止まっては思いにふけり、書の世界を十分に堪能させてもらっています。
論語などの中国古典を読んでいると、「世の中は善意でできている」と感じてきます。ふと、あたりを見渡すと、つくづくその通りだと知らされ、それが歴史的に続いていると思うと、「ありがたや、ありがたや」と畏れ入るものを感じてきます。
この感覚を私のように本を読んだときにふと思うレベルではなく、日ごろからそれを感じられるようになると、道徳のほぼ全域を支えるような土台を意中に得られるのだろうと思えています。
そういう土台をよりしっかりとさせて、枝葉を風にそよがせられたら、どんなに素晴らしい人生になるでしょう。
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