【横山験也のちょっと一休み】№.2460
■ ルワンダでの算数の授業参観 ■
昨年の10月にルワンダへ行ったときに見学をした授業のスナップです。
算数の授業です。
3)
4)
と並んでいるので、問題を解きつつ学習が進められていることが分かります。
3)ところに、下のように書いてあります。
B=45cm h=7cm
その後、A=B×h/2=45㎝×7㎝/2・・・ と記されています。
Bはbase。底辺です。
hはheight。高さです。
Aはarea。面積です。
面積・底辺・高さと÷2とわかれば、三角形の面積を求めていることがわかります。
4)の方は、男の子の頭で見えなのですが、÷2に該当するものが無いので、長方形か平行四辺形だろうとわかります。
しかし、長方形はlengthとwideなのでBを使いません。
結果、平行四辺形と理解が進みます。
それにしても、板書の流れが良いですよね。
「面積は底辺×高さ÷2だから、こういう計算になるね。」と示してから数字の式になります。
この「A=B×h÷2」という「略号表記」が特に良いですね。
日本には底辺や高さの略号が決まっていないので、
「面積=底辺×高さ÷2」
となり、書くのが面倒になります。
思い切って、
「面=底×高÷2」としてもと思いますが、それでも漢字は画数が多いですよね。
「め=て×た÷2」とでも略せば使えそうですが、平仮名の略号はあまりないからか無理があるかなと思います。
それとは別に、式の中に単位があるのも良いですね。
北海道の福嶋先生が好んで使っている方法と同じです。
「次元解析」です。
これを日ごろから見ていれば、二乗の意味も自然に伝わるように思えます。
そのためか、ルワンダでは高学年で二乗を学んでいます。
先生と子供達のやり取りは何を言っているのか分かりませんでした。
でも、算数でどんな勉強をしているのか。
どんな風に進めているのかは、板書からかなり伝わってきます。
私としては、図を少し増やしてほしいなと思った次第です。
このクラスの子ども達も、もう少ししたらコンピュータを使って進める授業を受けることになるでしょう。
その日が楽しみでなりません。
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