どうも,「分数追跡人」の様になってきました。

  今回,分数を求めて購入した本は,『令義解』(吉川弘文館)です。神田の古本屋で購入しました。
  タイトルは,「りょうのぎげ」と読みます。「令」は,律令の「令」で,その義を解釈した本です。どの律令かというと,養老律令(編纂期間:718~757年)です。
  この本に分数表記があるというので,本当かどうか確かめたくて,読み始めました。しかし・・・・
  全文が漢文です。しかも,漢字がやけに難しいです。こういう難しい分野を研究されている方々のおかげで,私の分数の研究が進んでいます。ありがたいという気持ちになります。

  ざざっとページを追っていたら,発見しました。p68の最後の行に見つけました。もし,この本がお手元にあるという先生は,そっと開いてみてください。感動的に表記されています。これは,もしや・・・とあれこれ考えが進んでくる記述です。算数ファンとしては,見逃せない記述です。

  せっかく見つけた分数ですが,もう少し情報を収集したい気持ちになっていて,それまでは下手な解釈をしないようにと思っています。