【横山験也のちょっと一休み】№.2701
■ お正月 まだまだ『三国志』 ■
明けまして おめでとうございます
昨年のお正月以上に、今年は気持ちが高揚しています。
PC1人1台により、教育の世界が急激に動くことを強く感じているからです。
こういう時代の変わり目が確かに始まったぞ!と感じるニュースが伝わる直前に、何やら思うところがあり、『三国志』を読み始めたのも、私には吉兆と思えています。
最終巻の8巻を読み進めていますが、劉備や関羽、張飛、孔明が亡くなった後の蜀が、いま急激に亡びようとしています。
私は、ただ本を読んでいるだけですが、「ああっ、時代が動き始めた!」と感じます。
こういうところ、実に良い勉強になります。
時代の大きな流れには、高い能力・実力を持っていてもあらがえないことがよくわかります。
いわんや自分如きは・・・と感じます。
兵法ではありませんが、流れの方向に順調であれば、自分の1しかない力が、5にも10にも成ります。
流れにあらがえば、10の力があったとしても、相対的に減力となってしまいます。
時代の趨勢で、蜀を滅ぼし、巨大化していく側に立っていても、その道を切り拓くのも人間だとわかり、それは決して安楽な歩みではないと伝わってきます。
でも、その道を歩む人たちは、その先の世界を思い描けているので、その行動がパワフルです。
これこそが大事なところと感じ入っています。
前田康裕先生のまんがで知るシリーズは、教育が大きく変わり始めているる今という時代、変わっていく向こう10年ほどの未来の時代を照らしています。
そのことが、私に「この本は、教育の歴史書だ!!」と強く
感じさせてくれています。
まんがで知るシリーズを「教育の歴史書」と思って読んでいくと、自分の研究心をどこに向けたら良いかが伝わってきます。
流れに乗りつつ、流れを作り、前田先生と一緒に前進していく若い先生がどんどん出てきてほしいです。
こんな感じで気分が高揚しているお正月です。
==前田康裕先生の『まんがで知る』シリーズ==
1巻:『まんがで知る教師の学び これからの学校教育を担うために』<こちら>
2巻:『まんがで知る教師の学び2――アクティブ・ラーニングとは何か 』<こちら>
3巻:『まんがで知る教師の学び3━━学校と社会の幸福論』<こちら>
4巻:『まんがで知る未来への学び-これからの社会をつくる学習者たち』<こちら>
5巻:『まんがで知る未来への学び2』<こちら>←←新刊!!
—
関連記事: