【横山験也のちょっと一休み】№.3643

小学校3年生で小数を学びます。この学習にちょっと顔を出すと、楽しくなるのが「小数点君」です。何のこともありません。黒板に貼ってある丸いマグネットに、マジックで顔を書いて、それを小数点の代わりに使うだけのことです。
実に簡単なことなのですが、これを子ども達は喜んでくれます。

写真のような、下手っぴな顔でも、子ども達は喜んでくれ、「3点4」としっかり読んでくれます。

この小数点君を発表したとき、親友の山本幹雄先生は男の子だけではちょっといただけないと、「小数点子ちゃん」を作って授業をされていました。
こういう感覚、大事です。算数のわり算は「等しく分ける」となっています。これは平等に通じる考え方で、分け隔てなくみんな同じようにという意味にもなります。女の子の小数点も一緒に作っていただけたらと願います。

また、アドビのfireflyで作り出した写真や絵を丸く切って、黒板の強力磁石に貼り付けるのも楽しいです。「小数点猫ちゃん」などと呼ぶと、その名称からも楽しさが大きく膨らみます。

横道にそれますが、fireflyで生成した画像の著作権は生成した人にあるので、安心して楽しく使えます。
この黒猫ちゃんは「眠そうな目をした黒い猫が右の前足で顔をこすっている写真 」と書いて作ってもらいました。

黒猫をあしらうと、「小数点はなぜ黒いのか」という無意味な問いを生むこともできます。その心は「ネコが黒いから」とこれまた無意味な答えを生み出せ、その場を和ますこともできますね。

下の3つの本は、私が書いた算数の教材アイディアを集めた本です。小数点君は白い本に載っています。