【横山験也のちょっと一休み】№.3678

「かけ算の筆算」は3年生から始まります。
やり方をマスターしたら、ドリルなどで繰り返し、しっかりできるようにしていきます。

この流れの勢いで、どうしてもドリルの時間が増えてきます。
それも大事なことです。

そんな中、ちょっと楽しい筆算をやってみるのも、脳のリフレッシュになります。
「37」のかけ算です。

37と黒板に書いて、「これは、実にいい数です」と37を誉めます。

それから、「1~9の中で、一番好きな数を、心に1つ決めてください」と話します。
そうして、心に決めた数に3を掛けるように話します。
例えば、5が大好き!という子でしたら、「5×3=15」とかけ算をします。

そうして、先ほどの37に15を掛けてもらいます。

すると、答えが、なんとも良い感じになります。

37×15=555
心に決めた「5」が答えとして3連続で並びます。

好きな数が3連続で並びました。37はいい数ですね!」となります。

心に思った数が何であれ、答えには思った数が3つ並びます。
自分の答えも3連続、友達の答えも3連続。
計算ミスが無ければ、全員が3連続となります。

鋭い子は、「どうしてだ?」と思います。
そういう子が出てきたら、ニコニコしてみているのが一番です。

何かの拍子に、気が付きます。
この計算を書き直すと「37×3×好きな数」となります。
37×3×好きな数=111×好きな数

好きな数は1~9のどれかですから、必ず好きな数の3連続になります。

この37に似た算数は、下の緑の本に載っています。
もっと数が大きい「12345679」です。