【横山験也のちょっと一休み】№.3685
昨日の「長方形タングラム」続きの話をしましょう。
タングラムを見て、これは授業でも使えそうと思うのですが、どうにも決断ができずにいました。
図形の感覚に馴染める良さあるのですが、ピースの呼び名が色の名前であったり、「さんかく」とか「しかく」といった幼児向け言葉になりかねないと思っていたからです。
そこで、授業で使うならば、タングラムに図形のきっちりした名称を書いておくことが肝心と思いました。
昨日の「長方形タングラム」でしたら、左のようになります。
「長方形タングラム」は6つのピースに分かれていますが、図形の種類としては「直角二等辺三角形」と「台形」の2種類しかありません。
このピースを操作しながら、子ども達が「直角二等辺三角形」「台形」とさらりと言ってくれたら、嬉しいですね。難しい用語でも見慣れれば、覚えてしまいます。
名称を入れるだけのことですが、これがあることにより、算数らしいタングラムとなります。
さて、昨日はこの長方形タングラムから正方形を作るという問題が出ました。
今日は、さらにグレードアップして、直角二等辺三角形かと等脚台形を作ってみてください。
これもまた、なかなか難しいです。
でも、できる時は簡単にできてしまします。
さて、正解です。
長方形のタングラムが、正方形にもなり、直角二等辺三角形にもなり、等脚台形にもなります。
なかなか面白いものを感じますね。
下の本は私の書いた算数の本です。
こちらも面白いですよ。