【横山験也のちょっと一休み】№.3688

2年生はそろそろかけ算のシーズンに入りますね。
昔の教科書には、ビンゴゲームなどが載っていて、そこそこ楽しい時間を共有することができました。
今は、非常に論理的な内容になっているので、心底、算数が好きな子には本当に良い時代になったと思えます。

せっかくのかけ算なのですが、どうしてもついて回るのが、九九の暗唱です。
暗記が得意な子や、家でお母さんと練習していた子などは、良い感じで覚えていってくれます。でも、思うように覚えられない子もクラスにいるので、昔からかけ算はあれこれと工夫されてきました。

私もいろいろと楽しいことをやってきたので、その一端をご紹介しますね。

一番単純で、そこそこ面白いのは、六角鉛筆を使う「六角鉛筆かけ算」です。
六角鉛筆のお尻の方に、4~9までの数を書きます。1つの面に1つの数を書きますが、数は順番に書いていくと、ちょっとした御利益が付いてきます。

この鉛筆を机の上で転がします。
六角鉛筆ですから、どこかの面が上になってピタリと止まります。

6が出たとします。
そして、5の段がテーマとなっていたら、「5×6(ごロク)」の答えを素早く答えます。

答え方ですが、最初のうちは「ごロク30!」九九の声を言うといいでしょう。
慣れてきたら、答えだけをスパッと言うのもいいです。

この「六角鉛筆かけ算」は、これが基本形です。
ちょっと頭をひねると、あれこれ面白い学習ができます。

下の3冊は私の書いた算数の楽しい本です。ぜひ、お読みいただけたらと願っています。