【横山験也のちょっと一休み】№.2349

山中伸之先生の『所見辞典』が快調です!
学期の初めに読んでも、いい勉強になります。

■算数ソフト、中学の特別支援級で!!■
所見辞典の山中先生とは昔からの友達で、今も、野口塾を中心にあれこれ交流をして楽しんでいます。

その山中先生の奥様が中学へ赴任され、今学期から特別支援級でも指導をすることになったとのメールをいただきました。
その中身がとても嬉しい内容でしたので、皆さんにもちょっとご紹介します。

2学期から特別支援学級の時間を
何時間か受け持つことになり、

それで算数ソフトを使ったところ
生徒の反応がとてもよかったとのこと。
楽しく1時間学習ができたし
繰り下がりが苦手な子ができるようになったとか。

プロジェクターで大写しにして
4、5人でワイワイ取り組むスタイルが
いいみたいです。

嬉しいですよね。
中学の特別支援級の生徒さんが、算数ソフトと一緒に数学の授業を楽しく学習したのです。
もう、これで十分にありがたいです。


繰り下がりが苦手な子ができるようになった」というのは、快挙ですね。
「繰り下がり」と一言で言っても、その中身はなかなか難しいです。

1、繰り下がるかどうかを見極める。
2、上の位から1借りると、自分の位では10になる。
3、それから計算するのだが、先に10と何かを足してから引くのか、10から引いてから足すのか、どっちかを選ぶ。

こんな流れになっているので、途中で、なんでこんなことをやっているのかが、分かりにくくなるのです。

そこをクリアするには、何回か立て続けに繰り下がりの現象を見ることが大切となります。
立て続けに見て、その流れを把握できてから、なんでこんなことをしているのかを考えるのです。
すると、自然と筋が通ってきます。
算数ソフトは、この「立て続けに見る」ことがとても簡単にできる優れものです。

何はともあれ、生徒さんの理解の助けになって、本当に良かったです。