【横山験也のちょっと一休み】№.2970
今日は、図形の話を一つ。
正三角形、正方形、正五角形、正六角形をコンパスや分度器を使って作図する方法は小学校で習います。
では、そういう道具を使わずに、正三角形、正方形、正五角形、正六角形は作れるでしょうか。
正方形は簡単ですね。
長方形の紙を45度に折って、余計なところを切り落とせば、簡単にできます。
少々難しいのは正三角形。
でも、ありがたいことに教科書に出てきています。
なるほどと思える折り方が勉強になります。
さて、正五角形になるとどうでしょう。
これは、ちょっと知恵を必要とします。
正三角形、正方形とは異なる発想が必要になります。
ひとつハードルが高いので、どうやったらできるのかと、正五角形をよく見て考え込んでしまいます。
この姿が実にいいです。
作図が分かってしまっていると、図形をまじまじと見て描くと言うことがありません。手順に従って、サッサかやればいいとなります。
分からないがゆえに、しっかり見ることになり、そこに一味プラスされているものを得ているように思えます。
しかしながら、しっかり正五角形を見つめても、作れない時はやっぱり作れません。
こういう時、面白い動きをする人もいます。
目分量で折って、そこそこいい具合に正五角形を仕上げてしまいます。
これは目測というとても大事な能力です。何度も見比べるので観察力がついてきます。
宴会などで、箸袋をちょこっと折って、箸置きを作ることがあります。
時として、箸袋で一結びすることもあります。
きちんと結ぶと、そこに出てくる図形が正五角形となります。
宴会中は正五角形の話をすることはありませんが、こうして簡単に作れるとわかると、正五角形は結構身近な図形と感じられてきます。
さて、さて。
正六角形です。
これはどうやって折ったら良いのでしょうね。
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こちらは、私の算数の本です。
算数の授業が楽しくなるアイディアがたくさん紹介されています。
この本に登場するネコちゃん、可愛いです。
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