【横山験也のちょっと一休み】№.3096
算数のとんち系のパズルを一つ。
算数のパズル通の先生でしたら、「あっ、あの問題ね!」と分かってしまいます。
そういう先生は、きっと見ていないだろうと思いつつ、画像をつけました。
問題は、とても簡単です。
「Aの合計=Bの合計となるように、数字を動かしましょう」です。
単純な出題ですが、そこそこ楽しめます。
これを出題されたとき、私のような者は、とにかく数を動かして合計を出していきます。
そうして、「できない」「同じにならない」と言いながら、それを繰り返します。
頭の働く子ですと、3つずつの合計を出した際に、それを足して、全体の合計をチェックします。
すると、全体が33となります。
「奇数だから」「2で割り切れないから」と考え付いた子は、学んだ学習が生きています。
大いに褒めることができます。
問題はそこからです。
「だから、できません」となるか、「何か手があるはず!」と思うかが、この問題の分かれ道となります。
算数の知恵を使えば、Aの合計=Bの合計にできます。
さてさて、子どもたちにはうんうんと考えてもらって、チャイムが鳴ったら、「答えは、明日言いますね」と話しておしまいにします。
で、答えはどうなるかというと、「位取り」の考え方を使います。
1を3の左に移動させ、「13」をつくります。
すると、合計が同数になります。
しばらくして、「別解もある」と言い出す子がいたら、ナイスですね。
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こういう記事を嬉しそうに書いている私が書いた算数の本です。上記の問題は載っていませんが、この2冊の本も面白いです。
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