【横山験也のちょっと一休み】№.2960

算数の話を一つ。

「かけ算九九は、どの段がすきですか?」
そう先生が言うと、
「ぼくは5の段!」
「私は9の段」
「7の段は苦手だな」と子どもたちが話し始めました。

すると、算数ねこがやってきて言いました。
「3の段ですよ。
3の段の答えは不思議な計算ができるからね」

先生も子どもたちも「えっ?」と思っていると、算数ねこは黒板に何やら書きはじめました。

37に3の段の答えをかけてみて、ということです。

みんなが、「はあ?」と言う顔をしている間に、算数ねこは帰って行きました。

という話をして、37×3、37×6、37×9、37×12・・・と筆算をしていくと、答えが111、222、333、444、555・・・999となります。

3年生で2桁×2桁の学習を終えたころに、こんな話をすると楽しくなりますね。

この本も愉快な算数の本です。



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