「教え有りて、類無し。」(論語)

昨日、このことを書いたのですが、佐々木智光先生から福沢諭吉の言葉を教えていただきました。
「教育の要は、人生の本来に無きものを造りて、之を授くにあらず。唯有るものを、悉く皆発生せしめて遺すことなきに在るのみ」

友だちは本当にありがたいですね。

福沢諭吉の言葉ですので、気になり調べてみたら、『福翁百話』に載っている言葉とのことでした。
勉強になりそうな予感がしたので、注文をしました。

「道徳読み」は、「有るものを、悉(ことごと)く発生せしめ」るという考え方に実にぴったりと沿っています。
すでに、子ども達には道徳が備わっています。
生まれ持った天性に加え、幼少のみぎりの学びも持って、小学校に入学してきます。
それなりに善悪は判っているのが小学生です。

子ども達の内にすでに備わっている道徳心を、教材文を読むことで、より明確にしつつ、発生させていく。
それが道徳読みです。

福沢諭吉が「道徳読み」を応援してくれているようです。
『福翁百話』をよく読んで、学びたいと思います。