【横山験也のちょっと一休み】№.3742
昨夜、歴史人物館のon-lineセミナーがあり、拝聴しました。
講師の先生は河邊昌之先生です。30分ほど学級づくりの実践をスライドと共に話してくれました。この内容が実に素晴らしかったです。
まだ学級づくりがパワーを持っていない時代に教員になった私には、今の日本の学級づくりは、教育文化として成熟期に入っているように思えています。
少し強気な言い方をすると、「日本の教育のお家芸」状態にまで高まっていると言えます。
そんなことを思ったので、感想を言うときに「フランス料理のフルコース豪華版」というような比喩で、自分の感覚を伝えました。意図が伝わったかどうかは分かりかねますが・・・。
これは教育文化史的な把握です。
それとは別に、河邊実践がなぜ良いのかを進化心理学から説明できることもわかりました。実践を肌感覚で理解しつつも、論理的に把握すると、この実践は力まずにできると理解することができます。
1時間半のセミナーでしたが、何とも言えない面白さを十分に体感することができました。
会を主催されている安達先生に感謝です!
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下の本は私が書いた算数の楽しい本です。
進化心理学から見ると、システム1に働きかけることでシステム2を起動させるタイプのものが多いです。そこに最初に気づいたのは諸野脇氏です。その流れで私も学び始めました。面白い3冊です。
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