8669_400かけ算・わり算の線分図のソフトです。
まだまだ,開発途上です。

何を目的としているソフトかというと,線分図さえ正しく書ければ,その先の計算をどうやったらいいかは,特定のパターンで行えば良いということを学ぶソフトです。
学校でキチンと取り組む思考方法とちょっと違うので,好き嫌いが出ると思います。
しかしながら,この解き方は三数法というちょっと古い時代に真面目に皆さんが使っていた方法なので,あながち悪い方法ではありません。ある種,古典的なやり方です。

どういう風に計算をするかは,式を見ている内に気がつきます。
「斜めにかけて,残った数字で割る」
つまり,「7×5÷1」と行えばいいのです。
分からない数がどこにあっても,いつでもこの形になります。
右の場面では,残った数字が1なので,÷1はやる必要がないので,「7×5」で求められます。

どうして,「斜めにかけて,残った数字で割る」で求められるのかと,理由を考えると意識が飛びそうになります。
説明するには,座標を使わないとわかりにくいです。
ですので,そういうことは考えずに,数直線上に配置された4つの数字「1,7,5,?」の間に成り立っている数のきまりを元に,計算をしているのだと,理解します。

このレッスンをするだけでも,かけ算・わり算の文章問題への抵抗感はかなり小さくなります。
線分図さえ書ければ,確実に答えが出せると分かるからです。
慣れれば,線分図すらいらなくなります。ただ,2組の数字を書いて「斜めにかけて,残りを割る」を実行すればいいのです。

余談になりますが,この「1,7,5,?」は,文章にすると「1のとき7,では,5のときは?」というパズル感覚になります。
これにかけ算の意味を肉付けすると,文章問題になります。「1箱に7個ずつ,5箱では?」となります。

普通に考えた場合,単位量が出ていて,順思考の位置に?がある問題は,簡単に感じます。
逆思考になり,単位量の「1」が示されず,2や5になると,かなり難しいと感じます。
その難しさが,ウソのように消えていくのが,三数法です。

完成したソフトを見た先生の中には,レベル2から初めて,1の出る特殊な場合を後からやった方がいいなと感じる方もいると思います。そういう,摩訶不思議な世界が三数法の世界です。
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このソフト,数字を操るだけなので,かなり簡単に作れると思っていたのですが,予想を超えて厳しい道のりになっています。
でも,楽しいのでコツコツ前進させていきます。