【横山験也のちょっと一休み】№.2228

前田康裕先生の東京セミナー、来月の19日(土)です。
お近くの先生、ぜひご参加ください。

■SG会、研究紀要の名前の順■
今月も楽しく開催されました。
新年度の第3土曜日ということで、歓送迎会や授業参観などと重なり、欠席される先生方が多かったのですが、それでも10名を超える方々が集まり、熱く語らいました。

明石先生のオフィスに入ると、テーブルの上には桐島先生の研究紀要が配られていました。いきなり、濃厚な雰囲気でした。

紀要の表紙には4人の先生のお名前が記されているのですが、この順番には意味があると、明石先生がお話してくださいました。
一番左側に名前がある人が、中心的に研究した人なのだそうです。ですので、あいうえお順などで機械的に記してはいけないのです。

「右に出る者はいない」という言葉があります。
その昔、剣術などの道場で名前の書いてある木札を掲げていました。
この名前の順が、手紙などの縦書きのルールと同様に右から左へ強い順に示されていました。
すると、道場で一番強い人は一番右端に名札が来ますので、その名札の右側に出るように名札をかかげる者はいません。そこから、「それ以上強い人はいない」という比喩的言い回しとして、「右に出る者はいない」という言葉が使われるようになりました。

紀要の名前の並びは「左に出る者はいない」という状態なので、左側から書くという西洋文明の産物となります。
こういう場合でも、「この研究に関しては、桐島先生の右に出る者はいない」と言うことになります。
紀要のルールと日本語のギャップを頭の中で楽しんだ一瞬でした。

次回のSG会の課題図書は、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』です。
私は都合で欠席です。

『道徳読み』が発売になっていたので、10冊持っていきました。
あっという間に売り切れました。
SG会の先生方は違いますね。

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