【横山験也のちょっと一休み】№.3403
明日のSG会から、少しルールが変更になります。
これまでのレポートの提案は、「1人5分」が目安になっていました。
このぐらいを目安にして提案をしていかないと、全体の終了時刻を過ぎてしまうからです。
ところが、5分を目安としていても、それをオーバーする提案もあるので、明日からは終了を伝えるベルが鳴ります。
不思議なのは、そのベルの鳴る時刻です。
なぜか、「6分後」となっています。
5分を目安にしていたら、普通は5分でベルが鳴ると思うのですが、届いたメールには6分と示されています。
きっと何かわけがあるのだと思います。
真っ先に浮かぶのは、「提案者の諸事情を慮って」との思いです。
しかしながら、これは3つの理由でいただけません。
まず、5分を目安にすることを守ってきた人がいます。私もその一人です。守ってきている側からすると、6分というのは「5分を守らなくていい」というルール破りを認めていることになります。
また、5分と決められている場でそれを超えて提案されると、ふっと「まだ、終わらないのか」との思いが湧き上がることがあります。これが出ると、提案内容から心が離れてしまいます。
もし、コンサート会場でしたら、アンコールなどが出て長引くのは大歓迎されます。でも、SG会ではそこまでのレポートはなかなか示すことができません。
「提案が長引くと誰も聞かなくなり、逆に嫌われる」という具合に思うぐらいがちょうどいいのだろうと思っています。
だからこそ、5分を守ることが大切なのです。
さらに、小学校文化からしても受け付けられません。遠足などでは基本が5分前行動です。所定の時刻が来る前に行動がスタートします。これと同様のことは、「予鈴」にも表れています。講演でも終了する3分前あたりに、「あと3分です」と紙が出ることもあります。
こういう決められた時刻の前に手を打つことが全体の進行を円滑にさせる肝にもなっています。
ですが、SG会は6分です。1分長くなっています。
私が思うようなことはすべてお見通しで、こうしたのだろうと思えています。
そこで、今月の自分のレポートを実際に読み上げて、何分かかるか測ってみました。
3分ちょっとでした。
タイマーを見た時に、6分とすることへの合点がいきました。
短い提案もあるからです。
SG会では時間以内に終わる人が多く、長引く人が少しです。
算数的に言えば、ここに平均的な思考が働いたのだろうと思えます。
そうして、6分ぐらいにベルを鳴らすと、程よい時刻に全体が終了となるとなったのだろうと思います。
なかなか奥の深い6分と感じています。
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