【横山験也のちょっと一休み】№.3625

土曜日にSG会がありました。
今回、諸野脇氏、小川先生のレポートに出ていた「システム1」「システム2」と言う用語を、明石先生はじめ複数の方が使い始めていました。
ズームで参加していた城ケ崎先生も、私信でシステム1を用いてメールしてくれました。

システム1、システム2という用語は半年ほど前に初参加した諸野脇氏が用いていた言葉で、その後、毎回用い続け、ついに今回、SG会全体に波及した様相となりました。これは良い流れです。システム1システム2をうまく意識できる人が増えてくると、そこから新たな物の見方が発生しやすくなります。

ざっくりとしたことでも、主体的学びをシステム1に重点を置いて実践し続けるとどうなるか。システム2に働きかけるようにすすめるとどうなるか。
そんなことを思ってみると、後者には木村明憲先生の進める「自己調整学習」が入ると分かります。チェックリストの存在が子ども達のシステム2に大きな働きかけとなっていることもよくわかります。
残念と思われる前者は自由奔放の指導が該当し、その流れは不良化へと向かうように思えます。

こんなことをつらつら思うと、姿勢の指導はシステム2への働きかけになりやすいとも思え、卒業式などはシステム2で1時間過ごす行事とも思えてきます。面白いのは道徳読みです。これはシステム1で道徳性を感じ取り、システム2を少し使いつつ、徳性の直感を高めている学習と見えてきます。

あれこれ思いが巡ります。こういう風に考えること自体がなかなか面白いです。
システム1システム2を戯れとして使っていると、面白い大発見へとつながりそうです。なんだか楽しみが増します。

これとは別に、SG会では石井先生(男)の存在が大きいです。すぐに周囲を和やかにする不思議な力を持っています。言い換えれば、全員をシステム1化させているとも言えます。