次回のSG会の課題図書、『本物の思考力』です。
著者の出口氏は現在年商100億のライフネット生命の会長です。60で定年をした後、生命保険の会社を設立し、今日に至っています。
そこから、私がレポーターとなりました。
退職後に会社を進めているつながりからのようです。
この本は読んで力が湧いてきます。
自分の人生を少し大きめに生きたい方にお勧めします。
気になるのは「腹落ち」という言葉です。
普通は「腑に落ちる」と使うところですが、それを略して「腑落ち」というと、意味が通じにくいです。
「腹落ち」
もう少ししたら、私の頭にも馴染むと思います。
次回のSG会は5月20日(土)です。
同じ日に、チーム算数も開催します。
その一週間前の13日(土)は野口塾ビギナーズの10回記念大会です。
参加者が26名となっています。募集が50名ですから、満席になるかもしれませんね。
私の出番は午後からです。
「『道徳読み』による教材解釈/題材『ブランコ乗りとピエロ』」をお話しします。
講座でお話しできるかどうかわかりませんが、この作品には次のように書かれています。
「団員たちは、サムに対するいかりと、ピエロに対する同情で固く口を閉ざしていた。」
国語で教材研究をすると、「いかり」は「怒り」と書くことや、「同情」はかわいそうと思うことであり、「固く口を閉ざしていた」を擬態語で表すと「ぎゅっと」となることなどを考えていくことになります。
それが道徳での教材研究になると、考えてメモする事柄が変わってきます。
「いかり」から教えるべき道徳は何か。
「同情」は何の基なのか。
「口を閉ざしていた」団員は立派か。
こういうようなことを考え、メモしていくと、次第にどこに力を入れるべきかも見えてきます。
また、この作品の場合、すっぽりと漏れ落ちしている道徳があることにも気づいてきます。
私程度の読みでも、道徳の読み物教材は「面白い!」と感じ取れています。
若い先生方がどんどん勉強をしたら、「非常に面白い!」と感じ取れるレベルに高まるでしょう。
教卓に日めくり論語。道徳が教室にじんわりと広がります。
--
関連記事: