【横山験也のちょっと一休み】№.3453
ルワンダに、野口芳宏先生の「日めくり言葉」『師道』が到着しています。
ルワンダで教育のプロジェクトを進めている長沼社長がルワンダに持って行ってくれたのです。
写真の「日めくり言葉」の下にあるのは、ルワンダの中学校の数学の教科書かなと思っています。長沼社長が関わっているのが理数科教育のプロジェクトだからです。
写真には日めくりの10日の言葉が出ています。
憧れる人を持て。
これは確かにその通りです。
若い頃に憧れる人がいると、学び方の熱量が急激に大きくなるからです。
憧れの人の本をむさぼるように読み、講演会などへも行き、実際にお話をして、そういうことを通してますます学ぶようになります。
大学の3年ぐらいの時でしたか、南郷継正の『武道の理論』にはまりました。同じ著者の別の本もどんどん読み、ついには、連載をしているという吉本隆明主宰の『試行』という雑誌の定期購読もしていました。関連書として、三浦つとむの言語学の本などもガッツンガッツンと読んでいました。
思い返すにつけ、熱が入っていたと感じます。「本の誤字も正字と思い読む」というほどの入れ込みようでした。
この体験のおかげで、当時の先輩方が熱く語っていた弁証法を、具体的イメージを持ちながら静止論ではなく運動論であることを理解でき、その後の先生としての歩みにも大きな力となってくれました。
そうして、教壇に立ってからは、あの先生、この先生と憧れる大先輩と出会い、面白く学ぶことができました。
日めくり言葉を書かれた野口先生は、今も私のあこがれの先生です。
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