【横山験也のちょっと一休み】№.3669

大宮のセミナーに参加してきました。
私の話の中に「進化教育学」の話を少し入れました。しかしながら、「話した内容は進化教育学というジャンルの話ですよ」と説明するには、時期尚早なので、具体的な指導言の分析を示すにとどめました。

その指導言は、セミナーの主催団体「深澤道場」の道場主である深澤久先生の言葉です。深澤先生が発した指導言が、子どもの意識をどう変えているかを説明するために、指導言の分析を示しました。

この話を終えて、私はちょっと比喩的に妄想しました。

太平洋戦争中、日本の海軍は目のいい兵隊を甲板に立たせて、双眼鏡を持たせ、敵機がどこからやってくるかを注意深く観察していました。
この方法でも、晴れていればかなり遠くから飛んでくる敵機を見つけることができます。また、雲で見通しが悪くても、聞こえてくる音から、敵機の姿が見える前に「敵機襲来!」などと味方に告げることができ、適切な反撃を加えることができます。

そうこうしているうちに、アメリカの船にはレーダーが搭載され、それを使って目では見えないはるか遠くにいる飛行物体を発見することができるようになりました。

かなりアバウトな話ですが、この先、日本とアメリカはどっちが優位に立つだろうかと思うと、明らかにアメリカとなります。「目+レーダー」の状態だからです。

ふと思ったのは、このレーダーのようなものを構築できないだろうか、ということです。教師用レーダーです。なんとか、頑張って研究を続けていけばと、「たられば」の世界ですが、わずかながらですが、可能性はあるように思えています。
「進化教育学」のちょっとした夢を見た思いになりました。

下の3冊の本には、「進化教育学」のことはなにも載っていませんが、私の本です。夏休みにぜひ1さつ!