【横山験也のちょっと一休み】№.3748

進化心理学を学ぶと、教育実践をこれまでとは違った角度から見ることができるようになります。

先日、拝聴した「ありがとう」を大切にする子ども達を育てる実践。これを高学年に行うと、最初は女子が夢中になり、後から男子が夢中になり、男子の中には女子からの「ありがとう」ににんまりする子もいるとか。

以前の私は、こういった話を聞くと、その具体的なあれこれを摂取することが大事なこととなっていました。
同じ方向を、自分も賛同している場合なら、さらにきっちりと細かいところまで・・・と思うわけです。

そういう意識もあるのですが、進化心理学を学ぶことによって、なぜ女子が先にその気になるのか、なぜ男子はにんまりする子が出てくるのか。そう言う所の原理が自然と頭に浮かんできます。
そのため、もし、「ありがとう」を追実践するとしたら、どこに意識を向けたら「小さなエネルギーで大きな成果をあげることができるか」と、意識の向けどころの解明へと、頭が働きます。

進化心理学を教育に応用することは、かなり面白い学問と感じています。

その進化教育学と学級づくりの話を、6月1日に石巻でお話します。
新しい角度から教育を見てみたい先生、ぜひ、御参加ください。
詳しくは、<こちら>をご覧ください。


平素の力で道徳の授業をと思ってる先生、この『道徳読み』がいいですよ!