鍛える国語研究会(略称は「鍛国研」)の第6回全国大会が,千葉県の袖ヶ浦市立昭和小学校で開催されました。
近くなので,会員の先生方の活躍ぶりを見学させていただきました。
驚いたのは,柳谷先生の授業でした。
まずは,出身の北海道の話です。子ども達はぐいぐい引きつけられて,「いいなぁー!」など,柳谷ワールドに引き込まれました。
その後,グイッと引き締めるように,姿勢の指導がありました。
腰骨を立てる「立腰」の話をささっとされました。
子ども達の姿勢は一気に良くなり,教室が凜とした雰囲気になりました。
それから国語の授業です。
この暑さの中の子ども達です。教材文を読み,問題を考えている内に,姿勢は崩れていきました。
そんな中,教室の後ろの方にいた男の子1名,女の子1名がずっと良い姿勢をし続けていました。しかも,授業中,ずっとです!
私は嬉しくなり,授業後,二人の所へ行き,ちょっとインタビューをしました。
家で何か習い事をしているのかと尋ねたら,女の子は「ダンスを習っている」と応えてくれました。
なるほど!と思った次第です。
男の子は,「何も習っていない」と言い,姿勢については「家では特に言われていない」と話してくれました。
不思議に思い,「どうして,1時間,ずっと良い姿勢でいたの?」と尋ねました。
すると,男の子は,「柳谷先生に,教わったからです」と答えてくれました。
実に感動的でした。
柳谷先生は,さらりと姿勢指導はかくあるべしと示してくれていたのです。
ありがたい授業でした。
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