「速く終わった子は、良い姿勢で待ちましょう。」
この指示の良さについて昨日書いたのですが、銅像教育の丸岡先生から
「新年度実践させてください!!すごい指示ですね!!」
とうれしいコメントをいただきました。
前向きで、良いですね。
道徳が教科化へと進んでいるので、「道徳を勉強しよう!」と考えている先生も多いと思います。
その勉強の中に、ぜひ、「姿勢」を加えてほしいです。
道徳は昔から2つに分けて考えられてきています。
「心」と「形」です。
その形を行儀とか作法と言い、その基本中の基本が「姿勢」なのです。
ちょっと大げさに言うと、
「姿勢を制する者、作法を制す!」
です。
それぐらい姿勢は重要です。
姿勢の話しは、「第1回 主張ある道徳授業を創る!」セミナーでも、少しだけ話しました。その時の感想を1つ、紹介します。
・「人間“もたれて”いいことはないです。これは『背もたれ』ではなくて、『背休め』にしましょう。」という話がありました。このたった一瞬のフレーズでしたが、私の心に残り、「背休め」いう意識で椅子に座るようになりました。このように、子どもの心に自然と残っていく授業をすることこそ、道徳の授業の目指すべき像であると感じました。
椅子が日本で広まったのは、明治以降のことです。
座るところを「座面」と呼び、背中を支えるところを「背もたれ」と呼んでいます。
どうして、こういう名前になったのかは分かりませんが、「背もたれ」という少々侮蔑的な名前を付けたのは、背後に「もたれるんじゃない!」という意識があったのだろうなと思います。
新学期が始まっていますね。
教卓の上には日めくり論語。
道徳という善玉菌がジワーッと広がっていきます。
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