垂直・並行を学習する単元。
右のような透明シートを重ねてどんな形になるかと学習するシーンがあります。
教室には画用紙とか工作用紙・板目紙などはあるのですが,どれも不透明です。
切って重ねても,学ぶべきポイントが見えません。
スッと頭に浮かぶのは,透明な下敷き。
これを切って・・・・。
しかし,少々分厚い。
うまく切れないかもしれません。
ハッと思い出すのは,トラペンアップの透明シート。その厚めのタイプはほどよい堅さもあります。
それを切って,マジックで色を塗って・・・。
なかなか良い感じで授業の準備をしました。
トラペンアップと言われても,分からない先生が増えています。あれはなかなか面白い教材作りマシーンでした。
多分,学校で一番使っていたのは,私だと思います。
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ところで,右の赤と青のシートですが,これは回転させることができます。
ですので,実際にトラペンシートなどで動かしているのと同じような表現ができます。
透明シートの方は5組。
中抜きシートの方も5組。
準備してあります。
これだけあれば,授業のどこかで5分ほど見せるだけでも,かなり盛り上がって授業ができますね。
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「垂直」の「垂」の意味,漢和辞典で調べると面白いです。
いつもの『字通』から1つめの意味を紹介します。
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[1] たれる、たれさがる、地につく。
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これを読むと,授業で十分に楽しめますよね。
垂れて,それから垂れ下がって,地面に付くのです。
これなんでしょう??
正解は「鼻水」だと,私は思っています。
「垂直の話をします!」
と言って,黒板に地面の線を引き,そこに少年の略画を描きます。
「この少年,風邪を引いています。」
「風邪を引いているので,鼻水が垂れてきました。」
「少し垂れてきたと思ったら,どんどん垂れ下がって来ました。」
「おおっ! ついに地面に付くまで垂れ下がりました。」
「そうしてできた形が垂直です。」と話し,漢字で「垂直」と書きます。
訓じて,「真っ直ぐに垂れた形が垂直」ということ伝えて,「垂直の話」が終わります。
若い頃,こんな「垂直の話」をしたことがありますが,楽しい一時でした。
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