【横山験也のちょっと一休み】№.3743
デスクに置いてある吉良良介先生のアクリル人形でちょっと遊びました。
遊ぶつもりはなかったのですが、算数で学ぶ「垂直や平行」のアイディア教材を作ってみたくなり、左の写真のような具合になりました。
「垂直と平行」の所は、ちょっと味気ない所です。ですので、その学習を終えたころに、生活的な面から味付けをしていました。そうすることで、垂直と並行が実に有益であることを子ども達に伝えたかったのです。
紙は、1枚をそのままで立てようとしても立ちません。
それを垂直に折ると、机の上に立つようになります。さらに裾を切って、垂直に折ることで倒れにくくなります。
ここまでをササっと作ったら、吉良先生のアクリルスタンドが目につき、ちょこんと乗せてみました。なかなか良い感じで乗ってくれました。
何となく面白くなったので、もう一つ作りました。
こちらは、切り込みを入れて垂直を作るタイプです。
この交差している紙を見て、オッと思った先生はさすがです。これは、中学で学ぶ垂直のタイプです。
非常に簡単に作れるので、ちょっと先走っていますが、4年生の子ども達に「垂直は大事だ!!」と話す材料として使えます。
そこから、もう少し踏み込むと面白さが激増します。
紙を3枚用意して、切込みを入れるとアイデアが湧き出て来る前段階にたどり着きます。
ちょっと写真をよく見てください。下の2枚が足になっています。この足の底辺から、やや小さめの半円を切り抜くと、足らしく見えてきます。
同様に上の部分は適当にきって頭と尾をつくると、動物の置物になります。
ここまで作ると、垂直や平行から意識が遠のきます。ほぼ紙工作になっていきます。
それでも、垂直の関係にある所には「す」、平行の関係のある所には「へ」と書き込ませると、算数脳が戻ってきてくれます。
味気ない垂直と並行の学習も、こうして生活に結び付けることで、その大切さが伝わります。
不思議なことに、人間が作ったものには垂直や平行がありますが、大自然にはありません。神様は垂直平行が嫌いだったのかもしれません。
—
下の3冊も面白いです。
![]() |
![]() |
![]() |