【横山験也のちょっと一休み】№.2968
そろそろ、所見のシーズンですね。
小学校の頃、通知表を頂いて、成績が下がった時は、所見欄に救われていました。
所見というのは、「見所」ですから、「見所がある」という言葉の略と思っていたのです。
ですから、所見に何か書いてあると、そこには自分の何かしら立派なところが書かれているのだと思っていました。
そうして、小学校の先生になってみると、この所見がなかなか大変でした。何を書いたらいいのか思い浮かばないのです。
当時、教務主任の先生が所見の文例を印刷して配布してくださり、また、小学館の教育技術誌にも所見の文例が特集で載っていたので、そこを見て書いていましたが、それでもやはり大変でした。
山中伸之先生のこの本が手元にあったら、どんなに助けられたかと思います。
キミはここが良いんだよ!
先生はキミのここにナイスを感じているんだ!
など、そういう思いを色濃くして書けただろうなと思います。
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