【横山験也のちょっと一休み】№.3095

吉田松陰の書いた手紙を、ほんの少しずつ読んでいます。
今日は、叔父玉木文之進にあてた手紙の一部です。
新山翁(にいやまおう)にわらじを頂いようで、それの御礼を書いています。
御礼でしたら、「ありがとうございました」とか「道中、履かせていただき、大変助かりました」と書く程度だろうと思います。

松陰は違いますね。
・いたって具合がよく
・足が痛くもならず
というところから、
・軍陣の必需品
と伝えています。

道中の様子が浮かんできます。
新山翁も、さぞ、喜ばれたでしょうね。
読んでいる私まで、感動しています。

松陰の手紙が載っているのは、『吉田松陰全集』(山口県教育会編纂、大和書房、第七巻)です。
まだ、ほんの少ししか読んでいませんが、有難い本になっています。

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