第1回「主張ある道徳授業を創る!」に参加しました。
大方の先生方が懇親会にも参加していました。
それだけでも熱いエネルギーを感じました。
その上、やる気もバリバリにあって、ここに集まる先生方は、この先大いに活躍をしていくのだろうと思った次第です。
セミナーに至るまでのやりとりを事務局長の太田先生としていたのですが、とにかく返信が早い!
それだけで、「良いね!」と思っていたのですが、懇親会でお話を聞けば、御家庭が非常にビジー。そんな中のレスポンスの良さです。
日頃、どんな仕事を進めているのか、現在の関心所を聞いてみました。
そうしたら、学年への着眼があり、これまた良い内容でした。
6月に第2回があるので、そこでも引き続き話を聞いてみたいと思った次第です。
懇親会で、吉田先生が皆さんに愛されていることが分かりました。
テンポも良いですし、話の合わせ方もうまいです。
聞けば、「教師が熱く語る時間」をもうけているとのことです。
グッと来ました。
熱く語ればどうなるかは、基本的に自明です。
生物は光や熱のあるところに集まるのが自然法則です。
熱く語るということは、いわば、「徳性と学問」では話したところの、「天性・徳性」に働きかける教育なのです。
回を重ねることで、じんわりと「第二の天性」も作られてきます。
吉田先生も第2回に参加されるとのことですので、次会はもう少し伺いたいと思いました。
講座では、2年目の古橋先生が発表をしてくれました。
模擬授業を行い、その後、解説です。
資料を自分で見つけ、そこから「あいさつ」の大切さへの導きです。
解説も鈴木健二先生からの学びを持ってきていて、この若さでここまでやるかと感心させられました。
同様に、5年目の藪田先生も発表をしてくれました。
藪田先生は「家訓」での実践を解説的に語っていました。
古橋先生が1時間の授業での提案で、藪田先生は取り組みの全体のストーリーでした。
どちらにもそれなりの主張が見えてくるので、こういう違いのある発表が若い先生から出てくるのは、このセミナーの面白さとなっていくのだろうと感じています。
2人の決定的な違いは、藪田先生には「家訓」という旗印があることです。
旗印があるために、藪田先生へのフロアからのコメントは、「家訓」に集中しました。家訓へのかなりの情報を、藪田先生は一気に手に入れたのです。
専門的に学ぶ人にとっては、これ以上にありがたいことはありません。
全てのコメントが、藪田先生の頭や体に蓄積されるからです。
会場でのわずかの時間をみただけでも、この先の歩みが見えてきます。
焦点が絞られているので、研究は深まります。
気がついたら、その道のオーソリティになっているでしょうね。
旗印の無い先生はどうしたらいいかというと、今は御旗を見つける段階なのだと自覚することです。
すると、不思議なもので、フッとした時に、ハッとして、オッと来ます。
セミナーに『日めくり論語』を10冊持って行きました。
私の講座で、論語を学ぶことを薦めたこともあり、皆さんが関心を持ってくれ、完売しました。
主張あるセミナーに参加する熱意あふれる前向きな先生が論語に関心を持ったのです。
論語は道徳の王道です。
このセミナーの先々が楽しみになりますね。
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