「主張ある道徳授業を創る!」の感想が届いています。
皆さん、しっかりと書いてくださり、ありがたい思いでいっぱいです。
私についての感想は22ありました。
その内の10の感想の冒頭に、私の話し方のことが書かれていました。
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・横山先生の語りに一瞬で惹きこまれました。(以下略)
・横山先生は、軽快で明るい雰囲気で、会場の空気を一変させる。(以下略)
・初めて横山先生のお話を伺った。なんでもないような話の入り方から、あっという間に聴衆をとりこにしていた。(以下略)
・軽妙な語り口で横山先生の話にどんどん引き込まれていきました。(以下略)
・横山先生の圧巻の話術、授業?講座スタイルに度肝を抜きました。(以下略)
・横山先生の語り口調、受講者とのからみ、先生の口から紡ぎだされる想像を裏切る言葉の数々。(以下略)
・おっもしろい!軽い口論の底にびしっとしたことが通っていてとても良かったです。(以下略)
・横山先生のしゃべるテンポと内容、切り返しにどんどん引きこまれていきました。(以下略)
・(略)ぐいぐい引きつけられる語りにあこがれます。(以下略)
・いつも通りの楽しい語り口で、面白かったです。(以下略)
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私の話し方について、これだけ多くの方々が書いて下さったということは、その面白さが、よっぽど珍しかったのでしょうね。
話し方のような芸事は、昔から教わるものではなく、盗む(真似る)ものと言われています。
何をどうすると一つ一つ順を追って学ぶ前に、手振り身振り、口調、顔つきなど、「こんな感じだったよなぁ」と、自分から学び取ろうとする心がけることです。
真似ている最中に、技術的なことを教わると、「あっ!そういうことか!」と腑に落ちてきます。
セミナーから1か月ほど経っています。
もしかしたら、継続的に私を真似ている先生がいるかもしれません。
その先生のために、技術的なことを一つ。
「個人に強めに話しかける。」
全体に話しかけると、それがしばし続くと、子供たちの中には頭の中がぼんやりしてくる子が出てきます。
集中力が落ちてくる前に、一人の子に話しかけます。
すると、その子は目覚めます。
個人に話しかける効能は、その子の目を覚まさせるところにあります。
さらに、私の場合は、少々強めに話しかけます。
先生が一人の子に話しかけていると、周囲の子は、それが何の話なのか気になってきます。
先生とその子のやり取りを聞き逃すまいと、耳を強く働かせてきます。
自然、口は閉じます。
これ、まるでテレビ番組を見ているような状態なのです。
子どもはたいていテレビが好きです。
その好きなテレビを見ているのと似たような状態を教室で作るのですから、「面白い」と感じてしまいます。
私はこれを多めに行うので、他の先生の講座とは雰囲気が違ってくるのでしょうね。
私が研究していることは、内容の重い道徳をできるだけ簡単明瞭に伝えていくことです。
そのためには「軽妙」が必要です。
軽妙というのは、軽いけど妙(すぐ)れているということです。
先生方の感想を読むと、軽さは及第と感じられてきます。
でも、妙がまだまだ未熟です。
もう少し、頭が良くなるよう努めねばなりませんね。
「第2回 主張ある道徳授業を創る!」は6月10日(土)です。
道徳に加えて、話術もついでに!と思う先生、ぜひ、御参加下さい。
私は午後の講座Ⅰで40分お話しします。
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