今度の土曜日は,大阪で「事前学習法」です。
この研究を進める一つの動機となった「正三君」の本を1冊持って行きます。
算数の本ですが,その序盤の部分は大いに勉強になります。
事前学習法が気になっている先生,大阪での開催です。ぜひ,お越しください。
先生も小さな研究者として意図的に実践を進めていくことができます。
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俵原正仁先生の新刊です。『1年生が絶対こっちを向く指導!』です。
このタイトル,実にいいです。
1年生を担任したことがない先生には,ちょっとわかりにくいかと思います。
こっちをなかなか向かないのが1年生なのです。
だから,1年生を担当した経験のある先生は,自然とあの手この手が身についています。
俵原先生の感覚は1年生をこっちに向けるにドンピシャのセンスを持っています。
初めて1年生を持った先生や,以前,イマイチだった先生,この本を読んでみてはいかがでしょう。
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1年生の担任をしたら,頭の中にしっかり入れて置いて欲しいことが1つあります。
男の子への配慮です。
どんな配慮かというと,ウンチを漏らしてしまうことへの配慮です。
男の子は全員,学校のトイレでウンチができません。格好悪い!と思っているからです。
そのために,漏らしてしまう子が出てきます。
漏らしたときは,たいてい教室の外で泣いています。
漏らしていることが分かったら,他の子に知られないようにウンチの始末やお尻ふきをします。
漏らしたことを他の子に知られてしまうと,その子は6年生までずっと陰口を言われます。
かなり良いタイミングで,スコンと言われてしまいます。
すると,その子は意気消沈。実力を発揮できない状態になります。
これは,担任が替わってもどうにもぬぐえません。
そうならないために,1年生の先生は学校でウンチをしていいことをしっかりと話します。
その時,説明的に話す先生と,「先生は今日学校でウンチをしました。スッキリしました。」と自分の体験として明るく語る先生とでは,大きな違いが出ます。
学校のトイレでウンチができる子は,実は勇気のある子なのです。
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